ノートにまとめていた内容を公式ドキュメントと照らし合わせてまとめ直しました。
今回はログインする前までのTipsです。
起動時 Tips
・コンソール接続時のパラメーター
種別 | 設定値 |
ボーレート | 9600 |
データ | 8 bit |
パリティ | なし |
停止ビット | 1 |
フロー制御 | なし |
・BootシーケンスはPOST→Removable Media→Flash Drive→Hard Driveの順で読み込まれる。
Removable Media | USBメモリやCFなど ・基本は空にしておく。 ・OSアップデートの時ファイルを入れておく。 |
Flash Drive (Primary Boot Media) |
機器内部のフラッシュメモリ ・通常はここにJUNOSが搭載され読み込まれる。 |
Hard Drive (Secondary Boot Media) |
HDDやSSD ・Flash Driveの読み込みが失敗したらここから読み込まれる。 |
Hard Driveでの読み込みが失敗した場合、Halt Boot Processとなり起動失敗となる。
・FreeBSDベースなのでUNIX(≒Linux)ライクなディレクトリ構成となっている。
・覚えてた方がいいディレクトリ
ディレクトリ名 | 内容 |
/config | Active Configurationと過去直近の3世代(機種による)分のConfigurationが格納されている。 Flash Driveにマウントされている。 |
/var/tmp | 各デーモンのコアダンプが格納されている。 Hard Driveにマウントされている。 |
/var/db | 過去47世代(機種による)分のConfigurationが格納されている。 Hard Driveにマウントされている。 |
/var/log | 各種ログやデバッグ情報が格納される。 Hard Driveにマウントされている。 |
/var/home | ユーザ別の保存情報が格納される。 |
/altroot | request system snapshotコマンドにてバックアップされた情報が格納される。 Hard Driveがブートされる場合、このsnapshotが読み込まれる。 |
※Configuration周りは後のTipsで記載する予定です。
モード Tips
JUNOSの入力モードは3種類ある。
プロンプト | モード | 内容 |
% | Shell モード | mkdirやcatなどUNIX系コマンドが使える |
> | Operational モード | showやpingなど確認系のコマンドが使える |
# | Configuration モード | (setで)設定変更ができる |
・Operational モードへ移行
root@host% cli root@host> //exitコマンドでShellモードへ戻る root@host> exit root@host%
・Configuration モードへ移行
root@host> configure root@host# //exitコマンドでOperationalモードへ戻る root@host# exit root@host>
参考URL
https://www.juniper.net/assets/jp/jp/local/pdf/others/junos_basic-operation.pdf
www.juniper.net