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CCNAを16年ぶりに勉強したTips_その06

CCNAの参考書を読み進めて、あまりよく知らなかった内容や補足を書き記していきます。
第6回目のTipsは以下の2つです。
※各Tipsのエントリは今後の学習で適時増やしていきます。

STP Tips

・ルートスイッチ = ルートブリッジ
・BPDUの宛先MACアドレスは01:80:C2:00:00:00。
・BPDUはHelloタイマーによりDefault2秒間隔で送信される。
・パスコストはショート法とロング法が存在する。Defaultはショート法。

パスコスト ショート法 ロング法
10M(bps) 100 2000000
100M 19 200000
1G 4 20000
10G 2 2000
100G - 200
1T - 20

・ルートポート、指定ポートの選出プロセス
 ①累計パスコストの最も小さい(BPDUを送信する)ポート
 ②送信元ブリッジIDが最も小さいBPDUを受信したポート
 ③送信元ポートIDが最も小さいBPDUを受信したポート
・ブリッジID = ブリッジプライオリティ+MACアドレス
 ブリッジプライオリティのDefaultは32768。
・ブリッジIDの一部はVLAN IDを用いているため、プライオリティは4096の倍数で変更するのがベター。
・ポートID = ポートプライオリティ+ポート番号
 ポートプライオリティのDefaultは128。
ブロッキング→リスニングの最大エージタイマーはDefault20秒(BPDUを20秒受け取らなかったらリスニングへ遷移)
・リスニング、ラーニングの転送遅延タイマーはDefault15秒(リンクアップしてから30秒は通信できない)
・PVST+⇔CST(Common Spanning Tree)
 CST:VLAN構成によらないツリー(1つのインスタンスで構成されている)
・BPDUガード:BPDUを受け取るとErr-Disableにする
・ルートガード:ルートブリッジより小さいブリッジIDのBPDUが来たらroot-inconsistentにする(ポートがブロッキング状態になる)
・(config)#配下でBPDUガードを有効にするとPortFastが設定されているポートにてBPDUガードが有効になる。
・(config-if)#配下でBPDUガードを有効にすると(PortFast設定有無関係なく)BPDUガードが有効になる。
・(config-if)#spanning-tree ~ costコマンドで変更したパスコストは自身のリンクに影響する(加算されて計算される)
・show spanning-treeの各種情報

Role
Root ルートポート
Desg 指定ポート
Alth 非指定ポート


Type
P2p ポイントツーポイントリンク
Shared 共有リンク(見かけない)
P2p Edge PortFastが設定されている



・パスコスト基準の変更

(config)# spanning-tree pathcost method [short | long]


デバッグ

#debug spanning-tree events

RSTP Tips

・代替ポート = ルートポートの予備
・バックアップポート = 指定ポートの予備
・STPは障害時、ルートブリッジ経由でトポロジー情報変更が通知されるのに対し、RSTPは各スイッチ間でやり取りしてポートの役割を決定する。
・プロポーサルとアグリーメントというBPDUにてコンバージェンスする。
・PortFastの設定を行ったポート = エッジポート(⇔非エッジポート)

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スパツリは習熟のしにくさNo.1の技術だと思う…。