CCNAの参考書を読み進めて、あまりよく知らなかった内容や補足を書き記していきます。
第6回目のTipsは以下の2つです。
※各Tipsのエントリは今後の学習で適時増やしていきます。
STP Tips
・ルートスイッチ = ルートブリッジ
・BPDUの宛先MACアドレスは01:80:C2:00:00:00。
・BPDUはHelloタイマーによりDefault2秒間隔で送信される。
・パスコストはショート法とロング法が存在する。Defaultはショート法。
パスコスト | ショート法 | ロング法 |
10M(bps) | 100 | 2000000 |
100M | 19 | 200000 |
1G | 4 | 20000 |
10G | 2 | 2000 |
100G | - | 200 |
1T | - | 20 |
・ルートポート、指定ポートの選出プロセス
①累計パスコストの最も小さい(BPDUを送信する)ポート
②送信元ブリッジIDが最も小さいBPDUを受信したポート
③送信元ポートIDが最も小さいBPDUを受信したポート
・ブリッジID = ブリッジプライオリティ+MACアドレス。
ブリッジプライオリティのDefaultは32768。
・ブリッジIDの一部はVLAN IDを用いているため、プライオリティは4096の倍数で変更するのがベター。
・ポートID = ポートプライオリティ+ポート番号
ポートプライオリティのDefaultは128。
・ブロッキング→リスニングの最大エージタイマーはDefault20秒(BPDUを20秒受け取らなかったらリスニングへ遷移)
・リスニング、ラーニングの転送遅延タイマーはDefault15秒(リンクアップしてから30秒は通信できない)
・PVST+⇔CST(Common Spanning Tree)
CST:VLAN構成によらないツリー(1つのインスタンスで構成されている)
・BPDUガード:BPDUを受け取るとErr-Disableにする
・ルートガード:ルートブリッジより小さいブリッジIDのBPDUが来たらroot-inconsistentにする(ポートがブロッキング状態になる)
・(config)#配下でBPDUガードを有効にするとPortFastが設定されているポートにてBPDUガードが有効になる。
・(config-if)#配下でBPDUガードを有効にすると(PortFast設定有無関係なく)BPDUガードが有効になる。
・(config-if)#spanning-tree ~ costコマンドで変更したパスコストは自身のリンクに影響する(加算されて計算される)
・show spanning-treeの各種情報
Role | |
Root | ルートポート |
Desg | 指定ポート |
Alth | 非指定ポート |
Type | |
P2p | ポイントツーポイントリンク |
Shared | 共有リンク(見かけない) |
P2p Edge | PortFastが設定されている |
・パスコスト基準の変更
(config)# spanning-tree pathcost method [short | long]
・デバッグ
#debug spanning-tree events