CCNAの参考書を読み進めて、あまりよく知らなかった内容や補足を書き記していきます。
第7回目のTipsは以下の4つです。
※各Tipsのエントリは今後の学習で適時増やしていきます。
Etherchannel Tips
・最大8本の物理リンクをまとめられる。
・通信モード(duplex)、速度、VLANを合わせる。
・interface Port-channel X配下で設定すればバンドルしてる物理IFにも反映される。
・ネゴシエーションプロトコル
PAgP | LACP | |
ネゴ能動 | desirable | active |
ネゴ受動 | auto | passive |
・ポートセキュリティや認証ポートはバンドルできない。
・(config)#port-channel load-balance~コマンドにてロードバランシングできる分散アルゴリズムは
送信元、宛先、送信元&宛先がL2(MACアドレス)、L3(IPアドレス)、L4(ポート番号)情報で計9通りある。
※使える分散アルゴリズムは機種による。
HSRP Tips
・version1と2が存在する。Defaultは1。
・version1
-スタンバイグループは0~255の256個作成できる。
-仮想MACアドレスは00:00:0C:07:AC:xx(00~FFの256個分)
・version2
-スタンバイグループは0~4095の4096個作成できる。
-仮想MACアドレスは00:00:0C:9F:Fx:xx(000~FFFの4096個分)
・プライオリティはDefault100。
・パケットの送受信ポートはUDP1685番。
・HelloはDefault3秒毎。
・3台以上ルーターがある場合、Active/Standby以外のルーターはHelloパケットを受け取るだけ(Listen状態)
・StandbyルーターはDefault10秒間Helloを受け取らなかったらActiveへ遷移する。
・インターフェイストラッキング設定
(config-if)# standby <グループID> track <インターフェイス名> [プライオリティ減少値]
プライオリティ減少値を省略した場合のDefault値は10。
・確認コマンド
# show standby brief
状態が1行で表示される。
# show standby
仮想MACアドレスやプリエンプト有無など詳細が表示される。
VRRP Tips
・各役割の呼び方はマスタールーター/バックアップルーター。
・仮想IPアドレスは実際の割り当てIPアドレスの設定も可能。
・仮想MACアドレスは00:00:5E:00:01:xx。
・プリエンプトがDefault有効。
GLBP Tips
・GLBP = Gateway Load Balancing Protocol
・Cisco独自プロトコル。
・1つのグループで負荷分散できる。
・グループは1024個まで作成できる。
・仮想IPアドレスは実際に付与されていないアドレスのみ使用可(HSRPと一緒)
・仮想MACアドレスを4つ使用して負荷分散させる。
・仮想MACアドレスは00:07:B4:0x:xx:yy(xxxはグループID、yyは分散用)
・グループ内のルーターからAVG(Active Virtual Gateway)と最大4台のAVF(Active Virtual Forwarder)を選出する。
・1~255のプライオリティが設定でき、最も高い値のルーターがAVGとなる。
・AVGは仮想IPアドレス宛のARPに対して、異なる仮想MACアドレス(AVF)の応答を返す。
・各クライアントは仮想IPアドレスに対して異なるMACアドレスのARPテーブルを保持しているので負荷分散が実現する。
・AVGはAVFを兼ねる場合もある。
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GLBPはほぼ初見。