CCNAの参考書を読み進めて、
あまりよく知らなかった内容や補足を書き記していきます。
第3回目のTipsはOSPFのみです。
※各Tipsのエントリは今後の学習で適時増やしていきます。
OSPF Tips
理論
・コスト算出式は
※覚えてたけどまだ変わってないので挙げました。まだ100Mbps基準なのね…。
・コストが1未満の場合、小数点以下を切り上げる。1Gbpsの場合はコストが0.1→1となる。
・各パラメーター(Hello/Deadタイマー、サブネットマスク長、エリアID、スタブフラグ、認証情報)が
一致しないとNeighborとならない = Initへ遷移しない。
・MTUのミスマッチはDBDのやりとりまでできるのでNeighborになるが、
Exstart or Excangeから遷移しない。
・Helloパケット内にNeighbor Tableがあり、相手から送られてくるNeighbor Tableに自身のルーターIDが
登録されていれば2Wayとなる。
・DBDパケットを送出する時にExstart、DBDパケットの交換を終えるとExchangeとなる。
・LSR/LSUパケットを送出する時にLoadingとなり、LSAckを受け取るとFullとなる。
・DR/BDR選出プロセス
1. ルータープライオリティが最も大きいルーター
2. ルーターIDが最も大きいルーター
ルーターID選出プロセス
①router-idコマンドによる静的設定
②設定されているLoopback IFにおいて最も大きいIPアドレス
③設定されている物理 IFにおいて最も大きいIPアドレス
・CIscoはデフォルト4経路まで等コストロードバランシングできる。
※show ip protocolコマンドにて確認できる。
・Passive Interfaceの場合、Helloパケットを送信しない。
また、Helloパケットを受信してもステートが遷移しない。
コマンド
・ルータープライオリティの定義
(config-if)#ip ospf priority [値]
デフォルトは1。0にするとDR/BDR選出されない。
・ルーターIDの定義
(config-router)#router-id [値]
・パッシブインターフェイスの定義
(config-router)#passive-interface [IF名]
・Hello/Deadタイマー値の変更
(config-if)#ip ospf hello-interval [秒] (config-if)#ip ospf dead-interval [秒]
hello-intervalの値を変えればdead-intervalは自動的に最適値になる(hello-intervalの4倍の値になる)
・MTUミスマッチの無視
(config-if)#ip ospf mtu-ignore
DBD交換できるようになる(無理やりFullステートへ移行する感じ)
・デフォルトルートの広告
(config-router)#default-information originate (always)
alwaysオプションをつけると自身にDefaultRouteの設定がなくとも広告する。
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設定する階層ややこしいね。