横浜539のブログ

技術ブログっぽい雑記。

CCNAを16年ぶりに勉強したTips_その03

CCNAの参考書を読み進めて、
あまりよく知らなかった内容や補足を書き記していきます。
第3回目のTipsはOSPFのみです。
※各Tipsのエントリは今後の学習で適時増やしていきます。

OSPF Tips

理論

・コスト算出式は\dfrac{10^8(100Mbps)}{帯域幅}
 ※覚えてたけどまだ変わってないので挙げました。まだ100Mbps基準なのね…。
・コストが1未満の場合、小数点以下を切り上げる。1Gbpsの場合はコストが0.1→1となる。
・各パラメーター(Hello/Deadタイマー、サブネットマスク長、エリアID、スタブフラグ、認証情報)が
 一致しないとNeighborとならない = Initへ遷移しない。
・MTUのミスマッチはDBDのやりとりまでできるのでNeighborになるが、
 Exstart or Excangeから遷移しない。

・Helloパケット内にNeighbor Tableがあり、相手から送られてくるNeighbor Tableに自身のルーターIDが
 登録されていれば2Wayとなる。
・DBDパケットを送出する時にExstart、DBDパケットの交換を終えるとExchangeとなる。
・LSR/LSUパケットを送出する時にLoadingとなり、LSAckを受け取るとFullとなる。
・DR/BDR選出プロセス
 1. ルータープライオリティが最も大きいルーター
 2. ルーターIDが最も大きいルーター
  ルーターID選出プロセス
   ①router-idコマンドによる静的設定
   ②設定されているLoopback IFにおいて最も大きいIPアドレス
   ③設定されている物理 IFにおいて最も大きいIPアドレス
CIscoはデフォルト4経路まで等コストロードバランシングできる。
 ※show ip protocolコマンドにて確認できる。
・Passive Interfaceの場合、Helloパケットを送信しない。
 また、Helloパケットを受信してもステートが遷移しない。

コマンド

ルータープライオリティの定義

(config-if)#ip ospf priority [値]

 デフォルトは1。0にするとDR/BDR選出されない。


ルーターIDの定義

(config-router)#router-id [値]


・パッシブインターフェイスの定義

(config-router)#passive-interface [IF名]


・Hello/Deadタイマー値の変更

(config-if)#ip ospf hello-interval [秒]
(config-if)#ip ospf dead-interval [秒]

 hello-intervalの値を変えればdead-intervalは自動的に最適値になる(hello-intervalの4倍の値になる)


・MTUミスマッチの無視

(config-if)#ip ospf mtu-ignore

 DBD交換できるようになる(無理やりFullステートへ移行する感じ)


・デフォルトルートの広告

(config-router)#default-information originate (always)

 alwaysオプションをつけると自身にDefaultRouteの設定がなくとも広告する。

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設定する階層ややこしいね。