CCNAの参考書を読み進めて、あまりよく知らなかった内容や補足を書き記していきます。
第8回目のTipsは以下の4つです。
※各Tipsのエントリは今後の学習で適時増やしていきます。
IPv6 Tips
・ネットワーク部 = サブネットプレフィックス
・ホスト部 = インターフェイスID
・:0000:が複数存在してる場合、RFC5952により長い方を省略する。
・2001::/16はインターネット用のアドレス。
・2002::/16は6to4用のアドレス。
・エニーキャストアドレス:複数の機器に同じIPv6アドレスを割り振り、NW的に近い方の機器と通信する。アドレス帯は決められていない。
・RS/RAによるアドレス割り当て = SLAAC
・DHCPv6によるアドレス割り当て:サーバーがアドレス配布状況を把握しているのでステートフル。
・SLAACによるアドレス割り当て:Routerがアドレス配布状況を把握していないのでステートレス。
・DAD(Duplicate Address Detection):Gratuitous ARP的なNSメッセージ
・リンクローカルアドレスの設定
自動設定
(config-if)# ipv6 enable
手動設定
(config-if)# ipv6 address <IPv6アドレス> link-local
・SLAACでアドレス情報を受け取る
(config-if)# ipv6 address autoconfig
・DHCPv6でアドレス情報を受け取る
(config-if)# ipv6 dhcp client pd <prefix名> //prefix名は下部へアドレスを配布する際のパラメーターとして用いる。
QoS Tips
・CoS値:L2レベルのQoS。3bitで構成される。
※IDの具体的な用途:音声→5、ビデオ会議→4
・CoS値は.1Qタグに存在するので、タグなしEthernetフレームにはつかない。
・DSCP:L3レベルのQoS。6bitで構成される。上位3bitはIP Precedenceと互換性がある。
下位3bitは破棄割合を表す。(値が大きいほど破棄されやすい)
・PHB(Per Hop Behavior):各NW機器毎にQoS処理を行う(⇔RSVP)
・信頼境界 = マーキング値の参照範囲
・SwitchはDefaultマーキングされたフレームがきても信頼度0で扱う。
※-if)# mls qos trustコマンドでマーキング値見る。
・Policing:パケットの送受信側で設定できる。
・Shaping:パケットの送信側のみ設定できる。
・CCNAで出てくるQueuing:FIFO、PQ、WFQ、CB-WFQ、LLQ
SNMP Tips
・SNMPマネージャーは(宛先ポート番号に)UDP161、SNMPエージェントはUDP162番ポートを使用する。
・Ciscoは拡張MIBにて管理している。
・SNMPポーリング:マネージャーからエージェントに問い合わせ
・SNMPトラップ:エージャントからマネージャーへ通知
・SNMPインフォーム:エージャントからマネージャーへ通知し、マネージャーからの応答を要求する(応答がなければ再送する)
・Versionの差異
Version1 | トラップを扱える |
Version2 | インフォームを扱える |
Version3 | USM(Uesr-based Security-Model)を使用した認証ができる。データ部も暗号化される |
・(config)# snmp-server enable traps <トラップ対象>コマンドでトラップをインフォームが有効になる。
※Version2は以上を設定する。
・Version3の場合、コミュニティではなく。ユーザー名とパスワードによって認証する。
・グループを作成し、さらにユーザーを作成しグループを関連付ける。
・確認コマンド
# show snmp view # snow snmp user # show snmp group
Syslog Tips
・CiscoのFacilityはLocal7(ID:23)
※SyslogのIDがRFCで決まっている。詳しくはここ。
・ログ出力のレベルを指定した際。指定したレベル以下のログが出力される。
例:logging console 3 → 0~3の4種類を出力
・VTYでログ出力
# terminal monitor
・VTYでログ出力取り消し
# terminal no monitor
・(config)logging buffered <サイズ・レベル>コマンドは
0~7を入力するとレベル指定となり、4096以上を入力するとサイズの指定となる。
Router(config)#logging buffered ? <0-7> Logging severity level <4096-2147483647> Logging buffer size alerts Immediate action needed (severity=1) critical Critical conditions (severity=2) debugging Debugging messages (severity=7) discriminator Establish MD-Buffer association emergencies System is unusable (severity=0) errors Error conditions (severity=3) filtered Enable filtered logging informational Informational messages (severity=6) notifications Normal but significant conditions (severity=5) warnings Warning conditions (severity=4) xml Enable logging in XML to XML logging buffer <cr>
【参考URL】
community.cisco.com
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昔、SNMP周りを先輩と一緒に検証したなー。