CCNAの参考書を読み進めて、あまりよく知らなかった内容や補足を書き記していきます。
第4回目のTipsは以下の3つです。
※各Tipsのエントリは今後の学習で適時増やしていきます。
ACL Tips
・標準ACL(Standard ACL):番号付きACLは1~99と1300~1999の799エントリ。
・拡張ACL(Extended ACL):番号付きACLは100~199と2000~2699の800エントリ。
※対象番号いつも覚えられない…。
・番号付きACLもシーケンス番号は付与されている。
show runでは確認できないが、show access-listsでは確認できる。
なので特定シーケンスのみ削除したい場合、名前付きACLと同様に
ip access-list standard(extended) [ACL番号]コマンドで
ACLコンフィグレーションモードに入って編集できる。
#show access-lists Standard IP access list 1 10 permit 192.168.1.0, wildcard bits 0.0.0.255 20 permit 172.16.1.0, wildcard bits 0.0.0.255 //番号付きACLでもシーケンス付与される。 (config)#ip access-list standard ? <1-99> Standard IP access-list number <1300-1999> Standard IP access-list number (expanded range) WORD Access-list name (config)#ip access-list standard 1 (config-std-nacl)#no 20 (config-std-nacl)#do sh access-list Standard IP access list 1 10 permit 192.168.1.0, wildcard bits 0.0.0.255 //シーケンス単位で編集できた。
NAT Tips
・Unidirectional(一方向) NAT:内部からセッション開始した通信のみ有効とするNAT。
= Traditional NAT、Outbound NAT
・Bi-Directional NAT(双方向) NAT:内部からでも外部からでも開始する通信を有効にするNAT。
一方の通信が行われたら、自動的にもう片方のNATルールが生成される。
= Two-Way NAT
・NATテーブルの削除する際はclearコマンド使う。
# clear ip nat translations * //生成したNATテーブルの削除
・PATの内部グローバルIPアドレスはPoolまたはIFで指定できる。overloadオプションをつけないとPATとして機能しない。
DHCP Tips
・(DHCP)クライアント→サーバ宛パケット(DISCOVERとREQUEST)のL4(宛先ポート)はUDP68番ポート、
サーバ→クライアント宛パケット(OFFERとACK)のL4(宛先ポート)はUDP67番ポートを使用する。
・基本は(dhcp-config)#配下にて設定する。
※除外アドレス指定(ip dhcp excluded-address~コマンド)は(config)#配下で設定する。
・クライアント側にてDHCPで払い出されたアドレスはshow ip interface briefで確認できる。
・払い出すIPアドレス情報のlease期限はデフォルト1日。
・(ルーターへ)払い出されたデフォルトゲートウェイ(というかDefault Route)のAD値は254。
・DHCPリレーエージェントする場合は-if)# ip helper-address使う。
・各種確認コマンド
# show ip dhcp pool
サーバ側の設定内容の表示。
# show ip dhcp binding
サーバ側のIPアドレス払い出し状況の表示。
クライアントの機種によってはuser nameの先頭にクライアントID(01とか)が付与されてる場合がある。
# show ip dhcp conflict
サーバ側にて競合が確認されたIPアドレスの表示。競合したIPアドレスは記録され、払い出されなくなる。
※「conflict」は矛盾という意味。払い出してないのにも関わらず存在するから…ということで、だと思う。
・クリア系
# clear ip dhcp binding * //払い出し状況のクリア。 # clear ip dhcp conflict * //記録された競合情報のクリア。
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DHCPは自己流で勉強してたのでタメになりました。