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技術ブログっぽい雑記。

CCNAを16年ぶりに勉強したTips_その04

CCNAの参考書を読み進めて、あまりよく知らなかった内容や補足を書き記していきます。
第4回目のTipsは以下の3つです。
※各Tipsのエントリは今後の学習で適時増やしていきます。

ACL Tips

・標準ACL(Standard ACL):番号付きACLは1~99と1300~1999の799エントリ。
・拡張ACL(Extended ACL):番号付きACLは100~199と2000~2699の800エントリ。
 ※対象番号いつも覚えられない…。
・番号付きACLもシーケンス番号は付与されている。
 show runでは確認できないが、show access-listsでは確認できる。
 なので特定シーケンスのみ削除したい場合、名前付きACLと同様に
 ip access-list standard(extended) [ACL番号]コマンドで
 ACLコンフィグレーションモードに入って編集できる。

#show access-lists
Standard IP access list 1
    10 permit 192.168.1.0, wildcard bits 0.0.0.255
    20 permit 172.16.1.0, wildcard bits 0.0.0.255
//番号付きACLでもシーケンス付与される。
(config)#ip access-list standard ?
  <1-99>       Standard IP access-list number
  <1300-1999>  Standard IP access-list number (expanded range)
  WORD         Access-list name
(config)#ip access-list standard 1
(config-std-nacl)#no 20
(config-std-nacl)#do sh access-list
Standard IP access list 1
    10 permit 192.168.1.0, wildcard bits 0.0.0.255
//シーケンス単位で編集できた。

NAT Tips

・Unidirectional(一方向) NAT:内部からセッション開始した通信のみ有効とするNAT。
 = Traditional NAT、Outbound NAT
・Bi-Directional NAT(双方向) NAT:内部からでも外部からでも開始する通信を有効にするNAT。
 一方の通信が行われたら、自動的にもう片方のNATルールが生成される。
 = Two-Way NAT
・NATテーブルの削除する際はclearコマンド使う。

# clear ip nat translations *
//生成したNATテーブルの削除

・PATの内部グローバルIPアドレスはPoolまたはIFで指定できる。overloadオプションをつけないとPATとして機能しない。

DHCP Tips

・(DHCP)クライアント→サーバ宛パケット(DISCOVERとREQUEST)のL4(宛先ポート)はUDP68番ポート、
 サーバ→クライアント宛パケット(OFFERとACK)のL4(宛先ポート)はUDP67番ポートを使用する。
・基本は(dhcp-config)#配下にて設定する。
 ※除外アドレス指定(ip dhcp excluded-address~コマンド)は(config)#配下で設定する。
・クライアント側にてDHCPで払い出されたアドレスはshow ip interface briefで確認できる。
・払い出すIPアドレス情報のlease期限はデフォルト1日。
・(ルーターへ)払い出されたデフォルトゲートウェイ(というかDefault Route)のAD値は254。
DHCPリレーエージェントする場合は-if)# ip helper-address使う。
・各種確認コマンド

# show ip dhcp pool

サーバ側の設定内容の表示。

# show ip dhcp binding

サーバ側のIPアドレス払い出し状況の表示。
クライアントの機種によってはuser nameの先頭にクライアントID(01とか)が付与されてる場合がある。

# show ip dhcp conflict

サーバ側にて競合が確認されたIPアドレスの表示。競合したIPアドレスは記録され、払い出されなくなる。
※「conflict」は矛盾という意味。払い出してないのにも関わらず存在するから…ということで、だと思う。

・クリア系

# clear ip dhcp binding *
//払い出し状況のクリア。
# clear ip dhcp conflict *
//記録された競合情報のクリア。

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DHCPは自己流で勉強してたのでタメになりました。